タイのスポーツ
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勉強会
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タイは、植民地支配を受けることなく、自国の伝統文化を維持してきた東南アジア唯一の国である。タイ国のスポーツ事情を概観すると、タイ国独自の歴史をもつ伝統スポーツと、20世紀に欧米よりもたらされた近代スポーツを見出すことができる。伝統スポーツでは、ムエタイやセパタクローがその代表種目である。また、近代スポーツでは、サッカーとバレーボールが代表種目である。国家統計局資料によるとタイ国で最も実施率の高いスポーツは、男性でサッカー、女性ではバレーボールである。だだし、この資料は6歳以上人口を標本としているので、学童の実施率を大きく反映しているものと思われる。また、スポーツ観戦行動をみるとサッカー、ムエタイ、ボクシングに人気がある。観戦形態は90%以上がテレビ視聴である。
@ムエタイ(Muay
Thai)
ムエタイは、タイ式の格闘技である。ムエとは拳闘を意味するタイ語で直訳するとタイ式拳闘になる。英語ではタイボクシングと訳され、蹴り技が含まれるためにキックボクシングと呼ばれることもある。実際には、肘や膝、投げ技も認められていて、テレビでやっているようなキックボクシングより激しい。ムエタイは戦闘の一形態として発展した格闘技で、戦争の中で武器を使わない格闘技が徐々に発展して行き、辿り着いた格闘技が古式ムエタイの原型になったといい、一説では、 1584 年頃の戦争にて、古式ムエタイが大活躍をしたという記録が残っているためそれが真実であれば、ムエタイは 400 年以上の歴史のある格闘技といえる。
*ワイクルー ムエタイでは試合開始前にワイクルーという踊りを踊ります。ワイクルーには、自分を育ててくれているトレーナーへの感謝や神に勝利を願う、などといった意味が込められています。ワイクルーを踊ることにより、気分を高揚させ戦いに挑む気持ちを作り上げる効果もあります。
Aセパタクロー(Sepaktakraw)
セパタクローの『セパ』はマレー語で『蹴る』を、『タクロー』はタイ語で『ボール』を意味します。500年ほど前に東南アジア(マレー半島)で誕生したこの競技は、マレーシアやタイではもっとも人気のあるスポーツの一つである。
当初は、平安時代に日本の貴族の間で盛んに行なわれていた『蹴鞠(けまり)』のように、輪になってボールを蹴りあうだけが、1945年頃から現在のルールがとりいれられるようになり、1965年の『第3回東南アジア半島競技会』の競技種目に採用されたのをきっかけに、アジアセパタクロー連盟が設立され、現在の統一ルールが作られた。
【競技方法と主なルール】
ゲームは前衛2人、後衛1人の3人が1組(レグ)となり、サーブ権を得たレグのクォーターサークルにいる選手が、サービスサークルにいる選手(テコン)にトスしたボールを蹴って相手コートに入れることから、ゲームが始まる。
・ルールはバレーボールに似ていますが、以下の点が大きく違う。
・腕や手を使ってはいけない
・1人で3回続けてボールをタッチできる
・守備位置のローテーションはない
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