タイの気候･国土

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�A国土
◇地理
インドシナ半島の中央部に位置。ミャンマー（ビルマ）、ラオス、カンボジア、マレーシアと国境を接している。国土は南北1600キロメートル、東西800キロメートル。

◇面積
51万4千平方キロメートル。日本の約1.4倍に相当し、フランスと同程度。

◇4つの地域
タイは産業的、風土的、社会的、文化的に4つの地域に大別される。

北部――――比較的涼しく山岳地帯の多い地域。昔はチーク林が生い茂っていたが、乱伐のため今は壊滅状態。最近は冷気を必要とする西洋野菜や花の栽培が盛ん。

東北部―――イサーンと呼ばれるこの地域は面積の上では一番広いが、降雨量はあっても土地に保水力がないこと，塩分を含んでいることなどから不毛の土地と呼ばれる。タイでもっとも貧困な地域のひとつ。ウドンタニはこの東北部に位置する。

中央平野――メナーム・チャオプラヤに潤される中央平野は、世界でも有数の豊沃な地域で米の二毛作を初め、あらゆる農作物の生育に適している。タイが米輸出世界一の座を守り続けられるのもこの豊沃な土地による。首都のバンコクは人口の密集するこの地域に位置する。

南部――――アンダマン海とタイ湾に挟まれて象の鼻のように南に細長く伸びている半島部は、昔からすず、ゴムの産地として有名。最近は水産業のほかにパーム油の生産も盛んで、中央部と並ぶタイの富裕な地域。

�@気候
　タイには暑期（死ぬほど暑い）、雨期（かなり暑い）、乾期（暑い）の３シーズンある。

暑期（３〜５月）
一番暑いのが四月で平均気温は３０度。しかし湿度７０％と乾燥したシーズンでもあるので、それ程暑くない。しかし照りつける太陽は圧倒されそうな威力を持っている。

雨期（６〜１０月）
六月に入ると雨期になる。毎日３０分から１時間くらいは降雨があり、蒸し暑い時期。スコールと呼ばれる大粒の雨が大地を潤す。

乾期（１１月〜２月）
だいたい１１月に入ると雨は降らなくなり、気温も下がり年間で一番過ごしやすいシーズンとなる。


◇各地の月別気候表
平均気温（℃）

	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月
東京	5.2	5.6	8.5	14.1	18.6	21.7	25.2	27.1	23.2	17.6	12.6	7.9
ﾊﾞﾝｺｸ	26.5	28.1	29.4	30.5	29.8	29.3	28.9	28.7	28.4	28.2	27.4	26.1
ﾁｪﾝﾏｲ	21.4	23.6	26.5	28.9	28.7	28.0	27.7	27.3	27.2	26.5	24.4	21.7

平均降水量（ｍｍ）

	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月
東京	45.1	60.4	99.5	125	138	185	126	147	180	164	89.1	45.7
ﾊﾞﾝｺｸ	8.4	24.7	27.5	65.2	220	147	156	197	344	240	50.6	10.4
ﾁｪﾝﾏｲ	7.9	3.4	12.5	50.2	160	131	160	233	228	122	57.5	18.0

平均湿度（％）                           

	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月
東京	50	52	56	63	66	73	76	73	73	67	61	54
ﾊﾞﾝｺｸ	69	75	75	76	80	79	80	82	84	83	78	74
ﾁｪﾝﾏｲ	75	64	54	56	68	77	78	82	83	82	82	77

◇服装
日本の夏をイメージすれば大体間違いないが、場所によって半ズボンに草履やTシャツだけでは入れない寺院などがあるので注意。冷房が効きすぎている場所もあるので、長袖は必須。